ネタバレ無しの映画レビュー!!

日本の大人気コミック、ドラゴンボールがとうとうハリウッドで実写映画化されてしまった。
実写映画化の話を聞いた時、ハリウッドはなんて無茶をするのかと呆れたもんです。
こんなコミックをアニメ以外でどうやって表現するのか、と。

映画のタイトルはDRAGONBALL EVOLUTION。
EVOLUTIONの意味は進化…なので、進化したドラゴンボールに期待ですかね。
期待どころか、不安しかないんですけど。

どうやってもいい映画になりそうに無いのにキャストにチョウ・ユンファがいる。
あんなに髪があるのに亀仙人の役をやっていた。
自分の弟子という設定の悟飯よりも明らかに年下。
ちょっとエッチで、アロハを着ている事意外の原作のキャラとの共通点が無い。

それに、"気"の扱いがなんだかおかしい。
コミックじゃ、自分の力で"気"を放出していたんですけどね。
映画だと、空気や炎を操るというおかしな事になってました。
あとは、宇宙から気を取り込むだの…。

それに、かめはめ波を学ぶ時に使う変なポーズ。
いゃ、実際にかめはめ波のポーズをするだけでも変なんだけれども。
変なポーズを取らなきゃ、かめはめ波を打つことが出来ないのか?!
神龍を呼び出す時ですら、変なポーズを取ってて興ざめ。

ピッコロからは触覚が消えていたし、ヤムチャは金髪のただのチンピラに。
お前ら、日本人がどれだけドラゴンボールに親しんで来たか知ってるのか?!

ドラゴンボールを元にした悪ふざけムービーにしか見えない映画です。
原作をコケにしているとしか思えない。
日本はおろか、世界のドラゴンボールファンからもそっぽを向かれた作品。
そんな映画なのに、続編が出来そうな終わり方だったのが更に最悪。

ストーリーはクソ。
設定もクソ。
キャストはまぁ、思ったよりも豪華と、そんな感じでした。