ネタバレ無しの映画レビュー!!

スタジオジブリのアニメなのに、興味が湧かなかったゲド戦記。
監督が宮崎五郎という、巨匠・宮崎駿の息子だ。
更に、いい評価を全くと言っていい程聞かなかった。
だから、今まで避けてきた。

けれど、やはり1度は観ておかなきゃなと思って観てみる事に。
食わず嫌いはいけない。
自分が好きか嫌いか、実際に試してみない事には何も言えない。

と、それだけの理由で手に取ってみた。

映画を観始めると、どこかで観たキャラクターが動いている。
今までのスタジオジブリの作品に出てきそうなキャラクターに背景。
監督は変わっているものの、何の目新しさも感じなかった。
逆に言えば、今までのジブリ作品同様の綺麗な映像のアニメだ。

だからこそ何の挑戦もしていない感じがした。
ストーリーも淡々としていて、絵が綺麗なのに残念。
登場人物の行動も、なんだか意味不明。

原作者も、オリジナルとは違うと言ってたみたいですしね。
ある程度、世界観に興味が持てたのなら原作を読んでみるといいのかも。
全く違うストーリーらしいですから。

世の中で酷評されている程、悪い映画な訳じゃ無い気がする。
でも、いい映画でもない。
初監督作品といった感じのレベルでは無いと思う。
でも、今までのジブリ作品のレベルに達していないのも事実。

人々の、ジブリというブランドへの信頼感や期待。
そのプレッシャーに押しつぶされた感のある映画。
他に興味のある作品が見当たらなかった時にどうぞ。