ネタバレ無しの映画レビュー!!

この映画をどんなジャンルだと思えばいいのか…。
かつては絶大な人気があったもののすっかり落ちぶれたアクションスター、ジャン＝クロード・ヴァン・ダム。
その苦悩をなんと本人が演じているかなりブラックなコメディ。
…コメディだよね?

あまりに自虐的な映画っぽくて楽しみにしてた、その男ヴァン・ダム。
そんな映画をやっと観る事が出来ました。
映画を観てる時の切なさが想像以上でしたけどね。

かつての栄光は年齢と共に失われていく。
肉体を使うアクションは辛くなっていくし、大作とはどんどん縁が遠くなっていく。
妻とは離婚し、仕事のせいで他人から笑われるのを理由に子供にも好かれていない。

こんな切ない映画をよく本人が撮ったな、と。
かなり関心するんですけどね…だからこそ切なさが半端じゃありません。
映画自体はそんなに面白いものじゃ無いんですけどね。
ヴァン・ダムの全盛期を知っている人なら、誰でも楽しめるんじゃないでしょうか。

切な過ぎて、逆に笑えました。
ジャン＝クロード・ヴァン・ダムの全盛期を女性が知っているとはあまり思えません。
なので、野郎がひっそりと観てニヤリとするのがいいのかも知れません。