ネタバレ無しの映画レビュー!!

実在のドラッグの売人、ジョージ・ユングの半生を描いた映画ブロウ。
ブロウとはコカインの事だそう…俗称ってヤツですね。
ドラッグの売人っていうと、殺されて終わりそうなイメージですが…。

そのジョージ・ユングの人生や葛藤を描いている。
映画で観ていると、そんな人でもまともに見えるから驚きだ。

映画は、小さな頃、まだ自分の父親がヒーローの頃から始まる。

前半は笑えるくらいのサクセス・ストーリーになっている。
美しい女と出会い、金には困らない。

恋人や妻、娘との関係や葛藤がなんだかリアル。
あんなに華やかな生活だったからこそ、ラストの方の生活が心に残る。
ドラッグと金と女に翻弄された人生。

ただし、規模がデカすぎてこれが実話だという実感があまり無い。
人の描き方はリアルだけど、話の大きさは非現実的。
アメリカっていうのはスケールの大きな国だ。

ドラッグや金よりも、家族の愛が大事だと思わせてくれる作品。
主演はジョニー・デップだけど髪型や服装はカッコ良くない。
派手なアクションは無いものの、人の心を素直に描いていると思える。
犯罪映画だけど、家族と観てみるのはどうでしょう？