ネタバレ無しの映画レビュー!!

イラク戦争を元に作られた映画、"グリーン・ゾーン"を鑑賞しました。
ジェイソン・ボーンシリーズでアクション俳優の仲間入りをしたマット・デイモン主演作品。
監督もジェイソン・ボーンシリーズの2作目と3作目を監督したポール・グリーングラス。

アメリカが作る戦争映画は"アメリカが考える正義"に反する奴は全てが敵!!
って感じの映画が多いんですけど、コレは違いました。
上から来る指令で大量破壊兵器を発見する任務をこなす主人公。
しかし、何度出撃しても平気の痕跡すら無く…。
何故、空振りが続くのか?!
主人公はその原因を探り始める。

大量破壊兵器があるという事で戦争をしていたんですけどね…。
実際にそれがあったかどうかは、当時ニュースを観ていた人なら分かるはず。
とういか、この文章の書き方だけでも想像はつくと思われますが。
そんな常識的な歴史が元になってます。

何故、大量破壊兵器は見つからないのか?!
いったいどんな情報を元に作戦は練られているのか?!

アメリカ人が描く、自らの国の暗部。
単なるアメリカ万歳な映画じゃ無いのがいいです。
でも、エンターテインメントとして面白い作品ではありません。
アクション映画として観ると後悔するでしょう。

誰かと観るような明るい映画ではありません。
よっぽどマット・デイモンが好きな人となら一緒に観られるかも知れませんが…。
それか、たくさん映画を観ている映画好きか。
どちらかというと、一人でゆっくりと鑑賞する作品です。