ネタバレ無しの映画レビュー!!

ハリウッドで作られたB級映画という第9地区。
向こうではB級でも、日本でいう大作映画を作るだけのお金はかかっている。
それをB級と言えるんだから、凄い話だ。

そんな映画では、地球に宇宙人の住む宇宙船がやって来る。
そして地球の一部の地域で宇宙人が暮らして行くという…。
今迄だと、宇宙船が下りてくるのは大体アメリカとかヨーロッパ。
でも、この映画だと南アフリカのヨハネスブルクだったりする。
今年はサッカーのワールドカップもあるし、南アフリカに注目が集まっているのかも知れない。

ただでさえ治安が悪いと言われている南アフリカ。
そんな場所に宇宙人が下りてきて住み始めた事から、更に治安が悪くなる。

宇宙から来てるだけあって、科学力がもの凄いんですよ。
その宇宙人達は。
でも、降りてきた宇宙人達からは知性が感じられない。
働き蜂のような存在だかららしいですけどね。

そんな宇宙人が地球人に抑圧されながら生きるという今までに無い映画。
それをドキュメンタリーっぽく映像化しています。
観たら、やっぱりお金がけっこうかかっている気がしました。
さすがハリウッド。

グロテスクな外観の宇宙人も、中身な人間よりも信頼できるかもという点に複雑な気持ちに。
でも、あんな見た目にはなりたくないものですけどね。
続編なんかも出来るなら、そっちも気になるかも。
シリアスなのか、悪ふざけなのかもわかりませんけどね…。
きっと、作った人たちは楽しかったに違いないと思えました。

無理して観る程ではありませんが、時間があれば観る事をお勧めします。
作り手の遊び心が伝わってくる作品です。
社会的なメッセージも織り込まれていますし、なかなかの映画です。